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ジルコニウム(Zirconium)って?

  ジルコニウム(Zr)は銀色の金属です。ジルコニウムは放射線で最も傷みにくい金属ことから、原子力発電の燃料を直接包む容器として使われています。また、ジルコニウムは水素を多量に吸い込むので、水素ガス燃料を安全に貯蔵する水素吸蔵合金の原料として注目されています。
  ジルコニウムは鉄など他の金属と同様に電気を通す、酸化するなどのふるまいがあります。発火性もあります。水溶毒性はほとんどありません。ジルコニウムの結晶構造はα・βのふたつの変型があり、862℃以上ではβジルコニウムとなります。常温で安定なα型は六方最密構造です。ジルコニウムは地殻中の遷移金属の中では鉄、チタン、マンガンに次いで四番目に多い金属です。S型の恒星にも含まれているそうです。
  ジルコニウムの原石は鉱石ジルコン(ZrSiO4)です。キュービック・ジルコニア(ZrO2)は宝石店、アクセサリー店などで見ることができます。ジルコニアは釉薬顔料(絵の具)の原料としても利用されています。
  ジルコニウムの名前はアラビア語の「金(zar)+色(qun)」が語源です。日本語では、金偏に牛、口を縦に並べてとか金偏に「偽」とか書くそうです。「風信子石」が語源という記述もあります。
  (この記事はインターネットで調べた事を組み合わせて書いたものですが、本のページがどれも終了しているため、リンクを外しました。)